バドミントンコーチとしての理念
私の理念としては『バドミントンを通じてプレーヤーの人生を豊かにする』ということです。
私自身が中学生の頃からたくさんの大人やプレーヤーと出会い、一緒にバドミントンをする中で多くのことを学んできました。
人とのコミュニケーションの取り方やバドミントンのルールの中でいかに上手に賢く相手と戦うか。
また、目標に向けて自分がどのように行動を起こすと良いのかなどもバドミントンを通して学んだと思います。
もちろん苦しかったこともたくさんありました。
それは「バドミントンが嫌になった」というわけではなく、大体が人間関係でした。
ただ、その嫌になった人間関係にもどのように向き合って対処するか、周りの人の助けを得ながら乗り越えることができました。
今も仕事などなどで壁にぶつかることはありますが、プライベートの時間でラケット持って、シャトルを飛ばしてれば、何となくすっきりします(根本的な解決にはなってないですが。。。)。
バドミントンの可能性
私はバドミントン以外のスポーツでも人生を豊かにすることはできると思いますし、スポーツに限らず人生を豊かにすることは大いに可能だと思います。
ただ、私はバドミントンというスポーツを通して人生が豊かになってきた人間だったので、その経験を生かしたいと常々思っています。
これまで多くの方々にお世話になってきたので、このサイトを通じて、あるいは直接お会いしながら、これからバドミントンを始める方や今もバドミントンをしている方々の人生を豊かにできればと考えています。
コーチとして大切にしていること
私は以下の3つのことを意識して練習に臨んでいます。
- プレーヤーの話に耳を傾けること
- 基礎を大切にすること
- プレーヤーとともに練習をすること
プレーヤーの話に耳を傾けること
これは仕事柄もあるのですが、プレーヤーの話はしっかりと聴くということを毎回の練習で心掛けています。
話を聴くとは、「学校のテストはどうだった」とか「もうすぐ行事がある」など何気ない雑談もあります。
それだけでなく「今日の疲れはどうか」「大会に向けて気になるところはあるか」「最近うまくいかないショットはあるか」「大会の時にアドバイスをされたことはどんなことだったか」など、プレイに関することもたくさん聴きます。
特に今の疲れ具合は大事なことで、身体は動けそうだけど、気持ち的にやる気が起きない場合はレクリエーションを中心とした練習に切り替えます。
やる気はあるけど、身体が疲れている場合はヘアピンやドロップなど、なるべく身体をゆっくり動かす練習に変えたりします。
身体の状態は気持ちに影響しますし、気持ちの状態は身体にも影響します。
身体と気持ちの状態に差があるときは、怪我のリスクや燃え尽き状態になったりしますので、そのバランスをプレーヤーの話を聴きながら見極めています。
ただし、20人、30人いるクラブや部活動ではそういうことはできないので、参考にならないかと思います。
それでも、なるべくプレーヤーの話を聴くとスランプに陥っている要因を探れたりもします。
基礎を大切にすること
これは「初心に帰る」ということではありません。
「基礎がなければ、物事は始まらず、基礎ができてこそ、応用ができる」という、どっかの誰かが思っていることを文字にしてみました。
基礎というのは身体づくりや身体の動かし方、ラケットワークなど、バドミントンのプレイに直結するものを指しています。
ただ、私の練習の中では、サッカーやバスケ、バレー、卓球、ソフトテニス、フリスビーなどバドミントンとは関係のない練習をしたりします。
これはレクリエーションの一環にもなりますが、他のスポーツの動きからバドミントンが上達するための動きを学べたりもするからです。詳細は他の記事にして書きますが、様々なスポーツや遊びを通して、様々な身体の動かし方の基礎を経験することがとても大切だと考えています。
そして、身体の動かし方を学ぶには、身体づくりが大切で、しっかりと走り込んだり、飛び跳ねたり、地を這って進んだりと、激しく動いてもらうことに時間を割いています。時間に余裕があるときは基礎的な練習で2時間ぐらいは時間を費やしています。
何事も基礎がなければ、次にステップに進みにくかったり、スランプに陥ったり、技術の上達が遅かったりします。これらは経験則かもしれませんが、色々なプレーヤーを見ていて、基礎がしっかりしている選手こそ常に結果を残し続けているように思います。何を持って基礎がしっかりしているのかと言うことについても、これから記事にしていきます。
プレーヤーとともに練習をすること
私はコーチであり、プレーヤーでもあったので、基礎的な練習から常に一緒に練習することを心掛けてきました。今もそうです。
指導者の多くはあれこれと指示をして、見ていることがほとんどだと思います。年齢的なところもあるので、一緒に練習をすることが難しい方もたくさんいらっしゃると思います。また、これまでたくさん、しんどい練習をしてきたからこそ、プレーヤーの気持ちを理解できるのだと思います。
私は可能ならしんどい練習はしたくないですが、プレーヤーの気持ちを理解するには自分もしんどい練習を一緒にすることが一番だと考えています。
練習メニュー自体は今やYoutubeやTikTok、書籍などで数多く紹介されています。
面白そうだなと思い実際にやってみますが、「この練習なんの意味があるんだろう」「目的がないとケガするな」と思うことものもたくさんあります。
これらのことは一緒にやってみないとわからないことであり、見ているだけではプレーヤーの成長にはつながりにくいこともあるなと感じています。
一緒に練習をせず、プレーヤーから感想を聞いて練習メニューに反映させるということもできます。しかし、小中高生はまだ気持ちを言葉にすることが苦手だったり、考えをうまく伝えられず、周りに意見に流されたりもします。
そのため、プレーヤーの声を聴きながら、そして、一緒にプレイしながら練習メニューを考えることが大切だと感じています。
以上が私のバドミントンコーチとしての理念と大切にしていることでした。
納得のいかないこともあるかと思いますが、ぜひぜひ皆さんの理念や大切にしていることを教えていただければと思います。
皆様今後ともよろしくお願いいたします。